使用上の注意

フィットイヤーサイレンスによる遮音性は、騒音環境下での利用において騒音抑制に大きく影響を与える要素ですが、周囲の状況を把握し危険を察知するという点では、遮音性の高さゆえに情報が伝わりにくくなるという問題もあります。
フィットイヤーサイレンスを安全にお使いいただくためには、環境・状況に応じた使用判断が必要です。
 
体調に変化が現れたらすぐに使用中止を

使用中や装用後にかゆみや痛みなど、体調に大きな変化が生じる場合はすぐに使用を中止してください。

運転中の使用は絶対禁止

フィットイヤー・サイレンスの装着により、環境音は25dB~30dB減衰します。車やオートバイの運転中他、危険を伴う場所では絶対に使用しないでください。

周囲の状況に十分配慮を

外部の音が遮断されることで危険が生じるような環境下での使用は避けてください。ご使用の判断は「安全の確保を最優先」にして下さい。

正しい方法で脱着を

フィットイヤー・サイレンスは通常の耳栓より耳から外れにくくなっています。脱着の際は無理に押し込んだり引っ張ったりしないように心がけてください。

使用に伴い、耳栓全体に汚れがつくことがございます。ティッシュペーパーなどで汚れを拭き取りご利用ください。

遮音性と安全確保

フィットイヤーサイレンスを装用すると、およそ30dB程度の外部音の減衰が得られます。遮音性は騒音環境下での利用において、S/N比改善に大きく影響を与える要素ですが、周囲の状況を把握し危険を察知するという点では、遮音性の高さゆえに情報が伝わりにくくなるという問題もあります。 
最近ホームで電車の接近に気づかずに接触・死亡するといった事故が起き、国外では一部エリアでミュージックプレイヤー自体の使用禁止が検討されているようですが、耳栓もまた関連する法的な規制や環境・状況に応じ、自ら使用を控えるという判断が重要となります。
 
フィットイヤーサイレンスに限らずイヤフォン、ヘッドホンも含め、自動車やバイク、自転車の運転中には絶対に使用しないで下さい。こうした行為は「道路交通法」第五章・道路の使用等/第一節・道路における禁止行為等におき、第七十六条ー七にて「道路又は交通の状況により、公安委員会が、道路における交通の危険を生じさせ、又は著しく交通の妨害となるおそれがあると認めて定めた行為」に該当し、都道府県公安委員会により禁止事項として定められています。
 
例として千葉県では、「千葉県道路交通法施行細則」第3章・運転者の遵守事項第9条(運転者の遵守事項)/(7)「音量を上げてカーラジオをかける等安全な運転に必要な音声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと」として定められています。
 
注意すべきは「音量を上げてカーラジオをかける」ことを例に「安全な運転に必要な音声が聞こえないような状態で車両を運転」することを禁じている点で、「カーラジオじゃないから大丈夫」ということではありません(補聴器も同じように耳を塞ぐ形で装用しますが、安全な運転を行う上で装用が認められます)。
 
法的な規制と併せ、外部の音が遮断されることで危険が生じるような環境下での利用は避けて下さい。歩行中であっても自動車の接近が考えられるようなケースであれば使用を控えなければなりません。歩道を歩いていた場合でも、自転車通行可能な場所などでは接触事故なども報告されています。
 
歩行中に万一事故に遭遇した場合、必ずしも「歩行者だから優先」ではなく、装用者が安全の確保を怠ったと判断されます。使用の判断は「安全の確保を最優先」に行わなければなりません。